第十九章 憧れの国ナンバーワンの日本



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 世界一の親日国がどこかを決めるのはかなりむつかしい。と言うのは、大の親日国が多すぎるからだが、ポーランドから始める。ポーランド人が、昔からどのくらい隣国ロシアに苦しめられてきたかは、筆舌に尽くしがたいが、日本はそのロシアに日露戦争で勝ったのである。日本のロシアに対する勝利は、ポーランド人を狂喜させ、当時ポーランドでは一大日本ブームが生じ、日本関係の書籍の出版ラッシュとなった。更に既述した通り、第一次世界大戦でシベリアで浮浪していたポーランド孤児765人を日本人が助けたことにより、ポーランド人の日本びいきは決定的なものになった。ポーランド人は、相手が日本人と知ると急にニコニコしだすのである。名門ワルシャワ大学の日本語コースは、ポーランド全大学の全学科の中で最も人気が高いコースで、受講倍率は30倍である。ワルシャワの小学生に対するアンケートでは、72%が日本に興味があると答え、69%が日本語に興味があると答えている。ポーランドの子供は、日本のアニメやJポップスに親しみ、”歴女”も存在する。フランス人とともに日本のサブカルチャーを最も愛している国民である。女性も男性も日本人と結婚したがっており、「日本人に恋をした」「日本人になりたい」国民である。


 中央アジアのキルギス人は、信じられないくらいの親日国である。キルギス人は、日本人を見ると「日本人とキルギス人は兄弟だ」と口々に言う。キルギスには、「昔キルギス人と日本人は兄弟であったが、肉好きなものはキルギス人となり、魚好きなものが海を渡って日本人となった」という言い伝えがある。歴史的には日本とキルギスは接点がないが、日露戦争で隣国ロシアを日本が破ったこと、凧(たこ)揚げ、コマ回しなどの同じ風習をもつこと、顔が不思議なくらいよく似ていることがクレージーな親日感情につながっている。キルギス人によると「キルギス人の顔は、韓国人や中国人とは似ていなくて、日本人と大変よく似ている」のだ。キルギス人の憧れの国は日本で、メディアも頻繁に日本の記事を載せ、日本の祭りを真似て、浴衣を着て盆踊りを踊って楽しんでいる。


 アラビア海に面した中東のオマーンも意外な親日国で、オマーンの人々は日本に片思いをしていると言ってもよい。日本が東洋の高度な文明国で、かつ経済大国であることが、オマーンの人々の親日感情の理由であるが、新聞には毎日日本関連の記事が載り、皇室関連の記事も載る。トヨタが新車を発表すると、その日の内にオマーンのメディアが取りあげる。日本から来たというと、多くの人が親しそうに話しかけるのである。


 トルコには「数千年前中央アジアに住んでいた民族が、西に行ってトルコ人となり、東に行って日本人になった」というキルギス人に似た言い伝えがある。確かにトルコ語と日本語は文法が似ているし、「てっぺん」などの共通語が存在する。遭難したトルコ軍艦エルトゥール号の乗員を日本の寒村の漁民が献身的に助けたこと、日露戦争で日本が、トルコの長年の宿敵ロシアを破ったことでトルコ人の日本びいきは決定的なものになった。トルコでは、日露戦争当時生まれた子供に「トーゴー」「ノギ」「ジャポンヤ」といった名前を付けるのがはやった。イラン・イラク戦争の際、日本政府のミスから空港で足止めされ、パニック状態に陥っていた在留日本人215名を、トルコ政府の命を受けたトルコ航空機が、イラン在留トルコ人を後回しにして、イラクの上空閉鎖直前に救出した。東日本大震災の際には、トルコの救助隊は、他の国の救助隊が帰った後も最後まで救助活動にあたり、エルドアン首相は、救助隊に「死ぬまで日本に残って活動を続けろ」と激を飛ばした。世論調査では、最も好きな国、最も行きたい国のナンバーワンは、いつも日本で、最も行きたい国については、90%が日本と答えている。


 チベット仏教の信仰熱き国ブータンも親日国で、昭和天皇の葬儀の際にワンチャック国王4世は、来日して「ブータンも国葬にしました。国民は昭和天皇の死を悼み喪に服しています」「私は弔意を表するために来日しました。援助目当ての来日ではありません」ときっぱりと語った。現在のワンチャック5世は、夫人を伴って東日本大震災後初の国賓として、放射能汚染をものともせずに2011年11月に福島県相馬市を訪れ、チベット僧侶3人と被災地で祈祷を行い、「これからも犠牲者のために祈り続けます」「大災害に際しても秩序正しい日本人を尊敬しています」「日本は美しいが、それ以上に美しいのが日本人の心だ」と語った。ワンチャック5世は日本史を専攻し、明治憲法、日本国憲法、聖徳太子の17か条を参考にして立憲君主制への移行を果たした。


 フィンランド人が、大変な親日国になったのは、一重に日露戦争の影響である。ポーランドと同じく隣国ロシアの侵略に長年に渡って痛め続けれられたので、小国日本のロシアに対する奇跡の勝利は、フィンランド人を文字通り驚愕させ、かつ狂喜させた。フィンランドには、対馬沖でロシア艦隊を全滅させた東郷平八郎提督の顔写真が載った「トーゴービール」が存在する。


 ハンガリーでは、日本語は英語、フランス語に次いで人気がある。ドイツ語、スペイン語などに比べて生活や仕事に役に立たない日本語の方が人気があるのである。ハンガリー人は、東方騎馬民族を祖先に持ち、赤ん坊に蒙古斑が出ること、苗字と名前の順番が同じことなどが日本人に対する親近感の原因になっているのであるが、蒙古斑は中国人も韓国人も出るし、苗字、名前の順番も中国人、韓国人とも同じである。それにもかかわらず、日本人のみが異常に人気があるのは、日本人が飛び抜けて優秀であるからである。頭と性格の悪い民族には親近感は湧かないし、誰でも一緒にされたくないものだ! 


 南太平洋の島国パラオは、第一次世界大戦後に日本が統治したが、日本人は現地で道路、橋のインフラ建設、教育施設、住宅建設、農業発展、病院建設、雇用機会創出のための工場建設などを進めたので現地の人々の対日感情は非常に良い。パラオは歴史的に幾多の列強の支配を受けたが、パラオの人たちは、「日本統治時代が一番良かった」と語り、大の親日国になっている。


 マレーシアは、太平洋戦争で日本軍が、イギリスからマレーシアを解放したこと、20年以上マレーシアを指導したマハティール首相が、日本人を大変尊敬し、日本の経済発展を見習うように繰り返し国民に訴えたこと、1997年のアジア通貨危機の際、欧米諸国やIMFが、支援を敬遠した時に日本が一早く援助をしたことが、対日感情を良くしている。もちろん有色人種の中では、飛び抜けて大きな経済力、技術力、高度な文明を持つことが、日本に対する尊敬の念につながっている。マレーシアには中国系市民が多いが、中国は大変嫌われているのだ。


 

 モンゴル共和国の人々も親日的である。大相撲の横綱の多くが今やモンゴル人であること、日本のODAなどの経済援助が感謝されていることによるが、日本よりも距離的に近い韓国や中国は全く人気がない!逆に嫌われているのだ。この理由は簡単で、日本人は飛び抜けて優秀だが、両国民は性格が悪い上に、頭については、その優秀性がこれまで一度も証明されたことがないからだ!


 インドは、日露戦争でロシアに日本が勝ったことにより、巨大な勇気を得た。当時インドはイギリスの植民地支配に苦しんでいたのだ。太平洋戦争では、日本はイギリスに宣戦布告したが、このこともインド人を狂喜させた。日本人の戦いで、インド独立の機運は一気に高まったのである。日本は、インドとともにアジアの大国で、かつ数少ない民主主義の国であることもインド人の日本人に対する好感の原因になっている。戦後日本が困窮しているときに、インドは、鉄鉱石を安く供給してくれた。2011年の東日本大震災に際しては、46人の救助隊が、3月下旬に宮城県女川町に入り、7人の遺体を発見したが、遺体を傷つけないように全て手作業で行われた。


 アラブ諸国は大変な親日国ばかりで、エジプトの詩人ハーフェズ・イブラーヒムの詩「日本の乙女」は、アラブ世界で大流行し、現在も学校の教材に使われ、ラジオで流されており、日本軍人が書いた「肉弾」は、現在もアラブ世界で読まれており、エジプトのジャーナリスト・モハメッド・ヘヒイカルは、「日本とアラブにはプラトニックとも言うべき愛がある」と述べ、、スーダンの外交官アブデル・マーリは、「アラブは、親日感情の浸みわたった肥沃な大地」と表現した。歴史的に接点の乏しいアラブ諸国が、こぞって親日的な理由は、もちろん日本が、東洋人としてただ一国西洋列強のロシアを破り、ついでイギリス、アメリカと真向からから戦ったことによる。日本人は、過去の戦いの歴史によって西洋列強の支配に苦しんでいたアラブ諸国の人々を文字通り狂喜させたのだ。もちろん戦後の工業大国への大発展も日本崇拝に繋がっている。東洋人として異例に優秀な日本人をアラブ人は、崇拝しているのであり、子供たちは、小さい頃から日本人の非凡な才能と歴史を親や教師から聞かされて育つのだ。アラブ世界では、日本人は憧れの的と言っても過言でない。アラブ人に言わせると「日本人は、イスラム教徒ではないのに、どうして性格がよいのか?」と言うことになるのだ。


 アラブ諸国の大敵は、イスラエルであるが、そのイスラエルも親日国であると言うと、驚く日本人も多いことであろう。古代ユダヤ人は、12の氏族によって構成されていたが、幾多の歴史的な試練を経るうちに、10の氏族が行方不明になった。イスラエルでは、失われた10氏族の内のいずれかが、東に向かい日本に渡ったと信じられているのである。即ち日ユ同祖論。もちろんユダヤ人にしても、文武両面において優れた功績を遺す日本人の祖先が、ユダヤ人であるとしたら大変喜ばしいことである。いかなる民族も、間違っても詐欺、パクリ専門の韓国人の祖先とは信じたくないはずである。


 英国BBCの調査では、台湾人の最も好きな国は、日本で43%を占め、イギリス、シンガポール、中国がいずれも7%で、同率の2位である。韓国は、どこにも見当たらない。同じ漢民族であるにも関わらず、大半の台湾人は、中国人を嫌っているが、韓国人は更に嫌われており、台湾人は、日本人に間違われるとニコニコするが、韓国人に間違われると急に怒りだす!台湾人は、日本人を尊敬しているのであるが、それはもちろん、戦前の日本の統治が台湾の発展に貢献したこと、戦後も日本の工業技術や投資によって大発展したことによる。蒋介石の国民党の高圧的、虐殺的な統治よりも、戦前の日本人の統治の方がはるかに良かったというのが、台湾の本省人の評価である。


 平成天皇が、皇太子時代に美智子妃とともにメキシコを訪問した際に、メキシコ大統領夫妻とともにオープウカーでパレードをしたが、その際の沿道の熱狂ぶりは異常なものがあった。大陸無着陸横断飛行の英雄リンドバークのニューヨーク凱旋パレードに匹敵したのだ。沿道は人で埋まり、ビルの窓に人が群がり、紙吹雪やテープが舞い、歓声がこだました。この例に見られるようにメキシコの人々は、親日的である。インディオの子孫やインディオとの混血が多く、メキシコの人々は、黄色人種の一人ヒーローである日本人のファンである。


 ブルネイは、太平洋戦争で日本が占領するまでイギリスに統治されていたが、イギリス人は、森林に覆われたブルネイに興味を示さず、放置した。日本人の統治期間は短かったが、インフラを整備し、学校、病院を整備し、産業を興し、マイノリティの融和を図ったので、日本人に対する印象は大変良く、ブルネイの人々は、大の親日家である。


 モルディブは、インド洋に浮かぶ島国であるが、日本との歴史的な接点が乏しいにもかかわらず親日国である。東日本大震災の際には、地震発生後36時間以内に人口31万人の国で、700万ルフィア(約5500万円)の義援金が集まった。貧乏で金を出せない人は、ツナの缶詰を持ち寄った。ツナの缶詰は全部で69万個になり、国民1人平均2個の缶詰が集まった。追悼行進には2万人が参加し、元首が死んでも半旗は1日が恒例のところ、3日間の半旗掲揚が閣議決定されたのだ!

 ドイツ人は、日本人と第二次世界大戦をともに戦った盟友で、ともに国土を焼け野が原にされたが、戦後奇跡の復興を果たして、経済大国にのし上がった。勤勉でまじめな性格がよく似ている上に、技術、学問の世界でともに世界有数の才能を持ち、「大和魂」「ゲルマン魂」という言葉があるように精神的にもよく似ている。このために日本人とドイツ人は、互いを尊敬しあっているのだ。日本人のサッカーの選手は、ドイツでは非常にもてる。


 英国BBCの調査で、親日国ナンバーワンになったのは、トルコ、ポーランドを抑えてフランスであった!世界で最も誇り高き国民で、イギリス人、ドイツ人、アメリカ人、ロシア人などを野暮な国民と軽蔑するフランス人が、日本人ひいきであったのだ。フランス人は、19世紀末にジャポニズムの文化に酔ったが、現在は、日本のサブカルチャーに熱狂している。柔道はサッカーに次いで人気がある。「OTAKU」が流行語になり、若者はコスプレに夢中である。日本食が空前のブームで、全土に2000店の日本食レストランがある。


 イギリスは、第二次世界大戦の日本の交戦国で、戦争の犠牲者も多く、日本との戦いが切っかけで多くの植民地を失ったので、イギリスが、親日国であると言うと意外な気がするが、国別好感度で日本は第4位に入っている。3位までがヨーロッパの国なので、親日国に違いにない。2015年のラグビーワールドカップでは、日本チームに対するイングランド人、ウェールズ人の応援ぶりはクレージーと言うに近かった。世界中の黄色人種を支配した誇り高き大英帝国の住人も、有色人種の一人ヒーローである日本人だけは尊敬しているのだ。


 ロシアのプーチン大統領は、柔道の信者で、秋田犬を飼い、次女は大学で日本語課を専攻している。要するにプーチンは大変な親日家であるということだ。プーチンに限らず、ロシア人は、長年共産主義経済が提供する粗悪な製品と物不足に苦しめられたので、ドイツ、アメリカと並ぶ工業大国である日本に尊敬の念を抱いている。高度な伝統文化を日本が持つことや、日露戦争で日本がロシアに勝ったことも日本への尊敬の念に繋がっている。現在ロシアは日本食ブームで、全土で600店の日本食レストランが存在する。、


 意外な親日国が、フィリピンである。フィリッピンは、太平洋戦争で植民地支配者の駐留アメリカ軍を日本軍が攻め、フィリッピンを戦場にした上に、韓国や台湾のように善政を敷く前に戦いに敗れ、フィリッピン人に悪い印象しか残さなかったこと、戦後にアメリカ人が、反日プロパガンダ、反日教育によって日本人を悪者にして、アメリカの植民地再支配を正当化しようとしたことによって、反日感情は大変悪かったはずである。しかし、2012年のアジア主要10か国調査(アウンコンサルティングの調査)では、日本という国にについて「大好き」もしくは「好き」と答えた人は94%で、ベトナムの97%に次いで2位。この調査で「嫌い」「大嫌い」の合計が50%を超えたのは韓国のみであった。「日本人が好きか」の問いに対しても92%が「大好き」もしくは「好き」と答え、シンガポールの94%に次いで2位。「日本に旅行したいか」の問いに対しては、「とても行きたい」もしくは「行きたい」と答えたフィリッピン人は95%で、タイの94%を抑えて10か国中トップ!国際的な調査機関が行った調査でも、「世界によい影響を与えている国」として、フィリッピン人は、アメリカ、オーストラリアなどに次いで日本を第4位にあげている。このようにフィリッピン人は、アジア一の親日国民であったのだ!フィリッピンは、アメリカから独立してからは、反日プロパガンダ、反日教育を行っていないので、親日国に転換したのだ。この例を見ても、韓国、中国の馬鹿国民が、いかに反日プロパガンダ、反日教育に洗脳されているかがわかるのだ。尚、上記の10か国調査では、ベトナム、シンガポール、タイ、香港の国民も日本と日本人に対して好意を抱き、日本に旅行したがっていることがよくわかる。


 ブラジル、ペルー、アルゼンチンなどが親日国であるのは、日本人移民の功績による。日本人移民が、劣悪な環境下で必死に働き、各国の発展に貢献し、かつ東洋の異文化を伝えたことが、日本人に対する好印象につながっている。このように日本人の勤勉でまじめで控えめな性格は世界中の人々の賞賛の的であるが、これに対してどこかの国の嘘をつきまくり、平気で顔を整形して人を騙し、プライドも正義感も誇りもなく、厚かましい上に弱い者をいじめ、直ぐに暴力を振るう金だけの国民とは大違いである。


 世界は、驚くべきことに親日国ばかりで、日本を嫌っているのは、韓国と中国の2か国のみである!!実際英国BBCの調査でも、日本は、2012年に「世界によい影響を与えている国」の第1位に輝いた。この時のネガティブ票のほとんどは、韓国と中国からのものであったが、この2か国は、ねつ造された歴史教育で反日国民を育成しているので、もしこの穢れた洗脳票が存在しなかったならば、他の年にも日本はナンバーワンに輝いていたのだ。逆に言うと、韓国、中国の大量の洗脳票も日本が2012年に高感度ナンバーワンなるのを妨げることが出来なかったということであり、それほど日本は世界中でもてるのである。


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