第八章 奇跡の有色民族日本人



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 韓国人の反日感情の根にあるのは、屈辱であり、劣等感である。韓国人は、日本人に比べてあまりに頭が悪く才能のない自分たち韓国人の現実に堪えられないのだ。韓国人の全てが、「自分たち韓国人は、日本人よりはるかに劣っている」という脅迫観念に苦しみ抜いているのであり、そのために、日本人よりも劣っていないことを証明する事実がほしくてたまらないのである。日本は日韓併合によって朝鮮を支配したが、この歴史的な事実についても謝罪を引き出すことで、あたかも「日本人が卑怯なやり方で朝鮮を占領した」「朝鮮が日本に負けたのは、朝鮮が弱かったからではなく、日本が卑怯なやり方で朝鮮を占領したからである」「その証拠に日本が謝罪した」といったストーリーにしたくてたまらないのである。ことあるごとに「謝罪」「謝罪」と叫ぶのは、このためであり、これが頭の弱い韓国人の誰も気がついていない韓国人自身の深層心理である。韓国人は、日本人に庇護されなければ生き残ることができなかった恥ずべき劣等民族の歴史に未だにまともに向き合うことが出来ないでいるのだ。


 日本の近代史から知れることは、日本人が、奇跡の有色人種であるということであり、このことが韓国人を苦しめているのである。日本は、明治維新で封建時代とおさらばして、産業革命を自力で達成し、富国強兵政策で、イギリス、フランス、ドイツ、ロシア、アメリカと並ぶ西洋列強に仲間入りをした。この5か国は、当時飛びぬけて優れた経済力、軍事力、文化を持つ大国であり、これらの列強の仲間に入りたくとも入ることが出来ない国は、西洋諸国の中にも当時腐るほど存在したのである。日本人は、ペリー提督が開国を迫るまで、ちょんまげ、高島田を結い、腰に大小を差して、移動は籠か徒歩であった!武士は、名誉のために自ら腹を切ったように封建時代の真っただ中にあったのだ。当時世界の有色人種は、90%が上記の西洋列強に植民地支配されており、中国やインドといったアジアの大国も、西洋列強に簡単に屈したのであるが、封建時代の長い眠りから覚めたばかりの極東の一小国が、あっという間に西洋列強の仲間入りを果たしたのである。これは、現代の日本人は正しく理解していないが、"奇跡"以外の何ものでもないのだ。


 イギリスは陽の沈むことのない大帝国を築いたが、インドでは東インド会社が、インド人の紡織産業を破壊して大量の餓死者を出し、中国では麻薬のアヘンを市民に広め、アフリカでは奴隷売買を行った。考えられない悪行に及んだのだ。オーストラリアでは、先住民族のアボリジニを僻地に追いやり、国を乗っ取っとり、アボリジニに”不法占拠者”の烙印を押したが、不法占拠者は、もちろんイギリス人の方である。スペイン人は、金銀を求めて中南米に進出し、インディオの貴重な固有の文明を次々に破壊し、歯向かう部族は皆殺しにした。カリブ海にはスペイン人の虐殺とスペイン人が持ち込んだウィルスによって、インディオが全滅した島もある。それらの島は、現在ではスペイン人がアフリカから連れて来た黒人の島になっている。このように当時西洋人は、有色人種に対して圧倒的に強く、有色人種が西洋人に立ち向かうことはまったく不可能と考えられていたのだ。有色人種は、ほぼ全滅状態であったが、この時、後にイスラムの詩人が歌ったように、奇跡の太陽がはるか極東の空に昇ったのだ! 


 

 日本人の近代世界史の表舞台への登場ほど劇的なものはなかった。日露戦争において日本艦隊は、ロシアのバルチック艦隊を全滅させたが、このニュースは世界中に飛び、全有色人種を文字通り狂喜させた。インド初代首相ネルーは、日本艦隊の対馬沖での勝利を知って、生涯をインドの独立ために捧げる決心をした。彼は、日本艦隊勝利の報を聞いたときの感激を、彼の子供たちに繰り返し語ったと言う。孫文を初めとした中国人もイスラム教徒も巨大な勇気を得たが、フィンランド人、ポーランド人、トルコ人などのロシア帝国に苦しめられた白人の国々の人々も狂喜した。それらの国では、当時一大日本ブームが起きている。イギリス人、フランス人、ドイツ人、アメリカ人なども日本人の優秀性に驚愕した!そして、有色人種に対する見方の変更を迫られたのである。人間扱いされず、奴隷にされ、虐殺され、軽蔑され続けた有色人種が、白人に対してついに一矢を報いる歴史的な瞬間が訪れたのである。そして、この後も日本人は有色人種の一人ヒーローであり続ける。


 太平洋戦争では、日本は巨大な物量を誇るアメリカに敗れるが、大戦当初は快進撃を続け、太平洋諸島、フィリッピンからアメリカ人を追い払い、インドネシアからオランダ人、ベトナムからフランス人、中国からイギリス人とフランス人、マレーシア、シンガポールからイギリス人を追い払った。日露戦争に続いてまたしても、日本人が、西洋列強に打ち勝ったのだ。現地の人々は、それまで100倍の兵員をもってしても勝てないと思われた白人が、自分たちと同じ肌の色をした体の小さい日本人に白旗をあげるのを目撃したのだ!このことが、戦後の有色人種の独立戦争に巨大な影響を与えることになる。日本海軍陸攻隊は、マレー沖でイギリス東洋艦隊の主力プリンス・オブ・ウェールズとレパルスの2艘の戦艦を撃沈したが、この2艘の巨大戦艦は、モンゴル帝国を凌ぐ史上最大の帝国を築き上げたイギリスの東洋支配の力の象徴であった。その力の象徴が有色人種によって葬り去られたのである。もちろんイギリスにとっては驚天動地の出来事であったが、これは有色人種の記念碑的な勝利であり、バルチック艦隊全滅と同じほどの意味がある。もし、21世紀がアジアの世紀であるとしたら、その始まりは、対馬沖とマレー沖にあったのだ。勇気と感動を与えることが出来る民族が最も偉大な民族であり、それが有色人種にとっては、日本民族であったのである。


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